13.目薬がうまくさせない。さて、こんな時は・・・

 在宅で療養をしているCさん。なんだか量の減り方が違うみたい。そこで話を聞いてみると、Cさんは青色とオレンジ色の目薬を使っていましたが、いつも青色の目薬だけが残っていました。容器を比べてみるとオレンジ色のものより薬の出る先から底までの長さが短く、胴体部分も硬いことが分かりました。早速医師に連絡し、同じ成分でオレンジ色と同じ容器に入っている薬に変更してもらい、結果2種類の目薬は同じスピードで減っていくようになり、目の調子もよくなりました。
 また、手が振るえてどうしてもこぼれてしまう方には、「らくらく点眼」というお助け器具があります。この器具はプラスチック製で、直径四pくらいのおちょこの形をしており、真ん中が目薬の容器を差し込むように穴が開いています。その穴に目薬を差し込み、容器ごと目の上に置いて目薬の胴体部分を押すと一発で命中できます。どうしても上手く使えない薬の相談も薬剤師にしてみてください。


14.水虫の薬って、どれも同じなの?・・・
 水虫の薬で悩んでいるBさんが市販の水虫薬を使ったところ「痛くて使えない!」とのこと。どうしてなのでしょう。市販されている水虫の薬には、液体、軟膏、クリーム、パウダー、スプレーなど様々な剤形がありますが、それぞれを水虫の症状に合わせて使わないと効果が上がりません。水虫には大きく分けて、足の指と指の間にできる「趾(し)間型」、足の裏などに小さな水ぶくれができる「小水疱型」、白くカサカサになる「角化型」などがあります。Bさんの場合は、右足の中指と薬指の間にできた趾間型で皮膚が割れて傷になっていました。もしかして化膿しているかもしれません。そこに用いたのが液体タイプの薬。思いっきりしみて「痛い!」となったわけです。一般に腫れや痛みのある場合は、炎症を止めたり化膿を止める薬を使ってから水虫の手当をします。ジュクジュク症状には軟膏が良いでしょう。カサカサ症状には液体かクリームがよいのです。また、足の爪にできる水虫(つめ白癬)もありますが、市販の薬では爪の中に薬が浸透するのはなかなか困難です。こんな場合は飲み薬が有効ですが、市販薬にはありませんので、皮膚科を受診し処方してもらいましょう。水虫の治療は、症状が取れても最低一ヶ月くらいは根気よく薬を使うことが大切です。また、水虫とよく似た症状の皮膚病も多く、間違った手当では症状をかえって悪化させてしまいます。市販薬などで症状の改善が見られない時などは早めに皮膚科を受診してください。